日本中小企業学会東部部会の第4回オンライン研究報告会は、オンライン会議
システム「Zoom」を利用して開催され、活発な議論が展開されました。
■日時 2020年7月17日(金) 17:00~18:10
■実施方法:Zoomによるオンライン報告
■参加者:21名
■【研究報告】
報告者:河藤 佳彦(専修大学)
テーマ:「航空機産業が先導する地域産業クラスターの創出可能性に関する
考察 - 飯田・下伊那地域の取組みを中心に-」
ホスト・司会:岡室博之(一橋大学)
報告内容:
飯田・下伊那地域において、航空機産業を先導とする地域産業クラスター創出の可能性が議論された。「エアロスペース飯田」の参画企業に対するアンケート調査とヒアリング調査などに基づき、同地域においては装備品製造を中心とした航空機産業の小クラスターの創出が期待できることが指摘された。さらに、この小クラスター創出の過程において、機械関係分野を中心に地域産業集積全体にポーター理論のクラスターのメリット(個別企業の生産性向上、クラスター全体のイノベーションの強化、新事業創出によるクラスター拡大)が期待されることも指摘された。報告後の質疑応答ではクラスター創出における地域産業集積の役割や、クラスターの捉え方、国の航空機産業クラスターとの関連などが議論された。
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